「空腹でスーパーへ行くと、高カロリー食品を多く選ぶ」。2013年に発表され広く紹介された研究です。しかし、その論文は2018年に撤回されました。
広まった結論、その後
広まった結論は、なぜ撤回されたのか。
広まった結論空腹だと高カロリー食品を多く買うのちに撤回
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論文を撤回原データを確認できず、結果の妥当性を保証できない
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別の現場研究空腹と予定外購入に有意な関連なしオッズ比 1.019 · p=.434
新しい研究で分かったこと
2026年のレシート調査では、予定外の買い物に、空腹より「店に来た目的」が強く関係していました。
実際のレシートを調べた研究では、空腹かどうかと予定外の買い物に、はっきりした関係は見られませんでした。一方、買う物を決めて来た人に比べ、店内を見て回るために来た人は、予定外の買い物をするオッズ(起こりやすさの指標)が約8.6倍でした。
この結果をどう読むか
新しい研究一つだけで、答えが決まったわけでもありません。
撤回は「反対の結論が証明された」という意味ではなく、その論文を信頼できる証拠として使えなくなった、という意味です。2026年の研究にも、対象地域や調査方法などの範囲があります。
大切なのは、印象に残る一文より、出典・研究方法・その後の訂正を一緒に見ることです。
ここだけ覚えて
根拠が変わったら、食の「常識」も見直していい。
MorselFlowでできること
MorselFlowの記事では、出典と「この研究だけでは分からないこと」を明記します。
これはアプリの機能ではなく、食の情報を扱うときの編集方針です。数字の出典を図の近くに置き、言える範囲と言えない範囲を分けます。
日々の記録も同じです。一枚の写真から得られるのは確定値ではなく、確認して直せる候補です。
本記事は研究の更新過程を一般向けに紹介するもので、買い物・医療・栄養に関する個別の助言ではありません。