MorselFlow

家庭の食品ロスを考える

冷蔵庫から消えた食べ物は、どこへ行った?

買った。しまった。少し使った。そして、気づいたときには期限が過ぎていた。食事の流れは、皿に載る前から始まっています。

UNEPのFood Waste Index Report 2024は、2022年に小売、外食、家庭から生じた食品廃棄物を10.5億トンと推計しました。その約60%は家庭からで、世界平均では家庭だけで1人あたり年間79kgに相当します。

食品廃棄の60%は、家庭から。

79kg/人・年

家庭から出る食品廃棄物の世界平均。皮や骨など食べられない部分も含む

2022年の世界推計。食品廃棄物には可食部だけでなく、皮や骨など地域によって食べられるかが異なる部分も含まれます。出典:UNEP「Food Waste Index Report 2024」

捨てる瞬間より前に、いくつもの小さな判断があります。

買いすぎ、予定変更、作りすぎ、保存場所を忘れること、食べられる期限の誤解。食品ロスは一つの不注意ではなく、買い物から保存、調理、食卓までの連鎖で生まれます。

だから、罪悪感だけでは減らしにくい問題です。余った料理がいつ次の食事に戻ったか、戻らなかったか。その流れの方が改善点を教えてくれます。

10.5億トンは、すべて「まだ食べられる料理」ではありません。

UNEPの推計は国際比較のため、可食部と非可食部を合わせています。また、2021年版より数字が増えて見えても、データ数と推計方法が改善されているため、単純に悪化したとは判断できません。

大きな数字を家庭への責任転嫁に使うのではなく、家庭・小売・外食がそれぞれ測り、仕組みを変えるための基準として読む必要があります。

食事を記録すると、食べ残しや余った食材にも気づきやすくなる。

昨日の写真が、今日の冷蔵庫を思い出させることがあります。

MorselFlowは食品ロスを自動計測しません。それでも昨日の食事写真を見れば、残ったスープや半分使った野菜を思い出すきっかけになります。

すべてを管理するのではなく、忘れていた流れを一つ拾う。写真記録には、そんな使い方もあります。

本記事は研究・統計を一般向けに紹介するもので、個人の診断・治療・栄養指導を目的としません。研究結果は対象者と条件に依存し、すべての人に同じ結果を保証するものではありません。