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The variety note

品数が増えると、なぜ「もう少し」食べられる?

同じ味には満足したのに、違う味なら入る。ビュッフェや詰め合わせで起きる感覚を、研究はどう説明しているのでしょう。

一食または複数の食事で、食品や味・色・食感の種類を変え、実際の摂取量を測った37研究を整理した系統的レビューがあります。そのうち30研究がメタ分析に含まれました。

種類が多い条件では、摂取量が増える小〜中程度の効果がありました。

37研究のレビュー、30研究・39比較のメタ分析。95%信頼区間0.259〜0.552。異質性はI²=84%と大きい結果でした。出典:American Journal of Clinical Nutrition(2021)

満腹は、食事全体に一度だけ来るとは限りません。

ある食品を食べ続けると、その味や香りの魅力が相対的に下がる「感覚特異的満腹」が、多様性と摂取量をつなぐ仕組みとして考えられています。別の味が現れると、食欲の一部が戻ることがあります。

これは「デザートは別腹」という感覚を完全に証明するものではありませんが、食欲が一つの数字だけではないことを示します。

種類が多いことは、悪いことではありません。

多様性は摂取量を増やす一方、野菜や果物の種類を広げ、食事の質を支えることもあります。レビュー自体も、研究のバイアスリスクと大きなばらつきを指摘しています。

お菓子の味が10種類ある場合と、副菜が数種類ある場合を、同じ結論で扱うべきではありません。

品数を減らす前に、何の種類が増えていたかを見る。

一枚の写真には、その食卓の品数と色がまとめて残ります。

料理を一つずつ思い出して入力しなくても、写真なら主食、主菜、副菜、デザートがどのように並んでいたかを見返せます。

多い・少ないを採点する前に、自分の食卓の多様性を観察できます。

本記事は研究を一般向けに紹介するもので、個別の栄養指導ではありません。多様性の効果は食品、対象者、実験条件で異なり、種類の多さを一律に良い・悪いと判定できません。