スタンフォード大学の食堂で、同じ野菜料理に4種類の名前を付け、選ばれ方を比べました。使ったのは、基本的な名前、健康を強調する名前、制限を強調する名前、味や調理法を詳しく伝える名前です。
同じ野菜、違う名前
食欲を刺激する名前では、基本名称より選ぶ人が25%多くなりました。
基本的な名前にんじん
健康を強調抗酸化にんじん
制限を強調無糖の軽いにんじん
味や調理法を強調香ばしい柑橘グレーズのにんじん
+25%選んだ人+23%盛り付けられた量
言葉で印象が変わる
「健康のため」より、「おいしそう」が先に届く。
健康を前面に出す言葉は、野菜を義務や我慢の対象として見せることがあります。一方、味・香り・食感を具体的にする言葉は、その料理を食べる経験へ注意を向けます。
数字を隠す必要はありません。ただ、数字だけが料理の説明ではありません。
この結果をどう読むか
選ばれた量は、実際に食べた量と同じではありません。
研究は一つの大学食堂で行われ、盛り付け後の残食までは測っていません。料理、文化、価格が違えば結果も変わり得ます。また、言葉だけで味覚そのものが変わったと断定する研究でもありません。
確かに言えるのは、同じ料理でも、説明の仕方が選択と提供量に関係したということです。
ここだけ覚えて
「良い・悪い」より、香り・食感・調理法で食事を見る。
MorselFlowでできること
食事を、栄養値だけの名前にしない。
MorselFlowは栄養の傾向を見せますが、写真には焼き色、盛り付け、その日の食卓も残ります。
「炭水化物が多かった日」だけでなく、「温かいカレーを食べた夜」として振り返る。その両方が食事の記録です。
本記事は研究を一般向けに紹介するもので、個別の栄養指導ではありません。選択・提供量と実際の摂取量は同じではなく、研究環境以外で同じ結果を保証するものではありません。